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OMCD-20110 // MUDDY “MISSISSIPPI” WATERS / FROM JAPAN TO FINLAND 1980 (2CDR)
Muddy Waters - vocals, guitars
Joseph "Pinetop" Perkins - piano, vocals
Jerry Portnoy - harmonica
Luther "Guitar Junior" Johnson - guitars
Bob Margolin - guitars
Calvin Jones - bass
Willie "Big Eyes" Smith - drums
DISC 1
Recorded Live at Koseinenkin Hall, Tokyo, Japan, May 24, 1980
EX-SOUNDBOARD Recording // 2020 Original Remaster // 40 min
1. fade in - CHICKEN SHACK
2. Intro to Muddy Waters
3. BLUES BEFORE SUNRISE
4. NINE BELOW ZERO
5. BABY, PLEASE DON'T GO
6. HOOCHIE COOCHIE MAN
7. KANSAS CITY
8. CALDONIA
9. GOT MY MOJO WORKING
10. MANNISH BOY
DISC 2
Recorded Live at Jazz Festival, Pori, Finland, July 11, 1980
EX-SOUNDBOARD Recording // 2020 Original Remaster // 47 min
1. fade in - KIND HEARTED WOMAN BLUES
2. NINE BELOW ZERO
3. HOWLIN' WOLF
4. EVERYTHING'S GONNA BE ALRIGHT
5. BABY PLEASE DON'T GO
6. NINETEEN YEARS OLD
7. LONESOME IN MY BEDROOM
8. MANNISH BOY - fade out
シカゴ・ブルースの黒色巨星マディ・“ミシシッピ”・ウォーターズの貴重ライヴ音源です。意外と今まで出回っていなかった初来日公演と、それから約二ヶ月後のフィンランドでのジャズ・フェスに出演した際の音源をカップリング収録。どちらもラジオ音源が元になっているためサウンドボードとの記載ですが、フィンランドの音源は歓声からするとオーディエンス収録されたものかもしれません。いずれにしても十分な音質でマニアでなくとも楽しんでいただけると思います。東京公演の方は初来日というのもあってか登場するなり「アリガット」と日本語で挨拶、歌詞の中にも“TOKYO”のワードを登場させて会場を喜ばせたり大盤振る舞い。まさかマディの口から日本語が聴けるとはね。バンド一体となって大回転、疾走する『ガット・マイ・モジョ・ワーキン』は圧巻。パイントップ・パーキンスとのヴォーカル掛け合いも最高。手数が多いながらもがっちりとグルーヴを支えるウィリー・スミスのドラミングも二重丸。マディの晩年にあたる1980年ですがスライド・ギターはこれでもかというエグさ。もはややり過ぎの域ですが、親分のギターがいくら暴れてもボブ・マーゴリンとルーサー・ジョンソンが居るから大丈夫!ボブ・マーゴリンは後期マディの右腕として仕えていた白人ギタリストで、ザ・バンドの『ラスト・ワルツ』でのマディーの演奏シーンでもしっかりとサポートしている姿が映っています。エリック・クラプトン、ローリンス・ストーンズをはじめとする白人ブルース・ロックに多大な影響を与えたマディですが、70年代以降白人ブルース・ロックのバンド・スタイルからも逆輸入という形で少なからずの影響も受けているのです。クラプトンあたりに聴かせたら「やー、やっぱマディ良いわ。最高だわ。」と言うに違いありません。これ、ブルースのアイテムの紹介文を書くたびに毎度記載しますが、「白人ブルース・ロックのファンにもぜひ聴いていただきたい」のです。ぜひミシシッピの泥沼に足を踏み入れてみてください。
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